第14話
ようやく春が近くなってきて、雪が溶けています。
「ねえ、ケイタ君。川は水が多くなっているし、危ないから
近くへ行かないようにね」とお母さんが言っていました。
本当に小さな川が雪が溶けた水で一杯になっています。
「すごいなあああ。いつもは水流れていないのに・・・」
友達がそばに行ってみようと言うので、おもしろそうだから
川のすぐそばまで行きました・・・。
「おおお、すごいな。水が一杯・・・。・・・・ああああああ」
川の縁が濡れていて、滑って落ちてしまいしました。
いつもはなんでもないのに、水の勢いが強くて、
僕はドンドン流されていきました・・・。
「ウワー、助けて〜〜〜。戻れないよう〜〜〜」
もうすぐ先では、大きな川になっています。
「ウワ〜〜、たすけて〜〜〜、流される〜〜〜、
どっ、どうしよう。たすけええええええ」
「あっ、そうだ。」と時計を見るといつとおり時間が少し戻りました。
僕はギリギリで助かりました。
いつもは大丈夫な川でも、雪が溶けているときや雨の時は
川の水が増えていてすごく危ないので
絶対近づいては行けないことがわかりました。
第13話
雪が降り続いて、物置の屋根にはすごく積もっています。
「お〜い、けいた、今日は屋根の雪下ろしをやるぞ〜〜」
おとうさんが僕を呼びました。
「おおおお、おもしろそうだな・・・」。
早速外に出るとおとうさんがもう屋根に上がっていました。
「ねえ、お父さん、僕は何をしたらいいの?ねえ・・・」
僕は屋根のすぐ下に行って、お父さんに聞くと、
「うん、下に落ちた雪をどけておいて・・・。でも、屋根のすぐ下に来ては
危ないからだめだよ。わかった?」
「は〜〜い」・・・・。僕は屋根から落ちた雪をどけていました。
お父さんがドンドン落とすので雪の山が出来ています。
「うわ〜〜い、すごいなああ。登っちゃおう・・・」
僕が山に近づいたとき、屋根に積もって雪がドドド〜〜と、
いきなり僕にめがけて落ちてきました。
「ウワ〜〜、たすけて〜〜〜、つぶされる〜〜〜、
どっ、どうしよう。たすけええええええ」
「あっ、そうだ。」と時計を見ると雪につぶされそうになったとき
いつとおり時間が少し戻りました。
僕はギリギリ助かりました。
お父さんが言ったとおり、屋根の下は危ないということがわかり、
それから僕は絶対に屋根の下には行かなくなりました。
第12話
お正月は楽しいな・・・。
僕はお正月が大好きです。お年玉はもらえるし、大好きなおもちは食べられるし・・・。
今日のお昼も僕の大好きなおもちだ。たくさん食べよう。

「おもちが焼けたわよ・・・・」と、お母さんが言っています。
ちょうど親戚の子供も来ていたので、3人で食べることになりました。
「ウワー、おいしそう。あべかわ、きなこ、まめもち・・・・。いただきます」
「みんなでたべるとおいしいな・・・」
でも、みんなおなかがすいていたのかな、すっごく速く食べるので、
ドンドンおもちがなくなっていきます・・。
「ウワー、すごいな。僕もいっぱい食べなくちゃ・・・、もぐもぐ・・・ウッ」
あああ、喉にお持ちが詰まっちゃった・・・・。くるしいいいいい・・・。
「グッ、グッ・・・・、グッ、グッ・・・・」
お兄ちゃん、お母さん・・・、聞こえないか?く、苦しい・・・。
どうしよう・・・、こまったあああああ。
「あっ、そうだ。」と時計を見るといつとおり時間が少し戻りました。
僕は助かりました。
おもちや食べ物はよくかんでゆっくり食べないとのいけないことがわかりました。