第6話
今日の夜は友達と花火をやる約束をしていました。
晩ご飯を食べ、暗くなった頃友達がやってきました。
「おかあさん、花火やってくるね〜〜〜」
「は〜〜い。バケツに水を入れて持っていくんだよ」とお母さんはいいました。
なんか、めんどくさいので、「はい」と返事をしましたが、バケツを持っていきませんでした。
公園で花火をしていましたが、ちょうど終わり頃、
僕たちのすぐ横の草が燃えはじめました。
「ウワー、大変だ。花火がちゃんと消えていなかったんだ。どうしよう・・・・」
「あっ、そうだ。時間が少しもどらないかな」と、僕は時計を見ました。
すると、いつもように時間が少しもどり、僕たちはバケツに水を持っていき、
楽しく花火をすることができました。
花火などで火を使うときは、めんどくさくても必ず水を用意し、
小さい子供がやるときは、大人の人と一緒にやらないといけないことがわかりました。
第7話
外は雨が降りそうな天気でした。
僕が学校へ行こうとしたとき、
「今日は雨が降るかもしれないから、傘を持って行きなさいよ」とお母さんが言いました。
「は〜〜い」と僕は言いましたが、めんどくさいので持っていきませんでした。
お昼から、やっぱり雨が降り始め、帰る頃にはどしゃぶりになっていました。
こういう日に限って、先生に呼ばれて帰る時間が遅くなっちゃうんだ。
もう、教室には誰もいないし、玄関にもいません。
「あ〜〜あ、誰かに入れてもらおうと思ったのに・・・」
雨はますます強くなるし、傘がないと帰れないし・・・・。
「どうしよう、お母さん迎えに来てくれないかな?どうしよう」
「あっ、そうだ。時間が少しもどらないかな」と、僕は時計を見ました。
すると、いつものように時間が少しもどり、傘を持って学校に来て、
雨に濡れないで帰ることができました。
雨が降りそうな日は、かっこわるくても、めんどくさくても
ちゃんと傘を持って出かけなくてはいけないことがわかりました。
第8話
今日は楽しい日曜日だ
僕は友達と公園に栗拾いに行くと約束していました。
友達が約束の時間に迎えに来ました。・・・・さすが時間は守るな。
出かけようとしたとき、お母さんが「帽子をかぶり、長靴を履いていきなさいよ」と言いました。
「え〜〜、どうして?」と聞くと、「栗のイガが刺さると痛いよ」。
「はーい、・・・・」と返事はしたんだけど僕はそのまま出かけました。
公園の木には栗がたくさんなっているし、地面にもたくさん落ちています。
「よ〜し、取ろう」と栗の木に近づいていくと足がチクチクと痛い。
気を揺らすと上から栗がドンドン落ちては来るが頭にイガが刺さるし、
「うわーーー、いたいよ。これじゃあ、栗拾いどころじゃないなあああ」
足も頭もチクチク、チクチク。
「いたいよーー。どうしよう・・・・・・・・。あっ、そうだ」と僕は時計を見ました。
いつものように時間が少し戻り、長靴を履き、帽子をかぶり栗拾いに行き、
たくさん取ることができました。
お母さんの言うとおり、栗のイガはとても痛いということがわかり、それからは、
きちんと帽子と長靴で行くようになりました。